旅小説おすすめ9選!家の中で冒険へ出かけよう

BLOG

忙しい毎日を過ごしていると、どうしても毎日が単調になりがちです。

旅行に行ってリフレッシュしたい!
いつもと違う体験がしたい!

そんなふうに考えている人も多いのではないでしょうか。

でもいざ行動に移すとなると、宿や移動手段を決めたり荷造りしたりと大変なことがたくさん。
実現が難しいタイミングもあると思います。

そんなときおすすめなのが、旅を題材にした本を読むこと
文章しか情報がない分想像力が働くため、映像をみるのとはまた違う楽しい体験ができますよ!

とはいっても旅関連の本は数多くあり、何を読むか迷ってしまうこともあるでしょう。

そこで本記事では、旅を題材にした小説を9冊紹介しています。
【エッセイ】【海外】【ファンタジー】のジャンルからそれぞれ3冊ずつピックアップし、あらすじと見どころをまとめました。
読書好きの筆者が実際に読んでおすすめしたいものだけを集めているので、ぜひ参考にしてみてください!

旅小説おすすめジャンル①|【紀行・エッセイ】3選

紀行やエッセイは、主に著者の実体験をもとに書かれた旅の記録です。
一緒に旅をしているような気分を味わえるだけでなく、著者の視点を通して見ることで新しい発見があるかもしれません。

『フーテンのマハ』 原田マハ

‘‘フーテン‘‘を自称する、作家の原田マハさんによる取材旅行エッセイです。
‘‘家や定職がなく放浪する人‘‘を意味するフーテンという言葉。
『男はつらいよ』の寅さんがフーテンを名乗ったことから広く知られるようになりました。
公共交通機関を使い人間観察をしながら移動すること、お決まりの7つ道具を持っていくこと―
そんなマイルールに従い、ネタを探して世界中を飛び回ります。

取材エッセイということで、原田さんの作品執筆の裏側にも触れることができます。
こんな入念な取材のうえに書かれていたのか!と新たな視点で小説を読むきっかけにもなるかもしれません。
独自のスタイルで旅をする姿に、ワクワクすること間違いなし。

『ガンジス河でバタフライ』 たかのてるこ

2度目の海外ひとり旅でインド行きを決意した、著者のたかのてるこさん。
旅先で出会った人の家を泊まり歩く行き当たりばったりスタイルで、すでに数十か国を訪問済みです。
インドではこれまでに培った常識が通用しない…ときには目を背けたくなるような社会の現実にも直面します。
旅の中で経験した、笑いあり涙ありの出会いと別れを綴る紀行エッセイシリーズの第1弾。

たかのさんの行動力に始終感心しっぱなしでした。
インドに興味のある人もない人も、豪快なドタバタ劇にはつい頬が緩んでしまうはず。
人生は案外どうとでもなる、とにかく行動してみようと勇気をもらえる1冊です。

『ニューヨークのとけない魔法』 岡田光世

お節介で図々しい、でも憎めないニューヨーカーたちとのやり取りを、日本人ならではの視点で切り取った
日常エッセイ。
せわしない大都会での生活は、意外にも人と人とのあたたかい交流に満ちているようです。
日本人ではあまり見られない光景や会話が丁寧に描写されており、ひとつひとつ新鮮に感じられます。

せかせかした毎日に息苦しさを感じたとき、ふと読み返したくなる1冊。
1章が短いので短編集のような感覚で読み進めることができ、持ち歩きにもおすすめです。
以降も続々と刊行されている「ニューヨーク」シリーズ、まずは第1弾のこちらを手に取ってみてはいかがでしょうか。

旅小説おすすめジャンル②|【海外が舞台】3選

ここから先はフィクション作品の紹介です。
まずは海外が舞台の3冊をピックアップ。

『ホテル・ピーベリー』 近藤史恵

それぞれの事情を抱えながら、ハワイの『ホテル・ピーベリー』に集まった宿泊客たち。
仕事をやめ、友人に勧められるままここへ来た主人公の「木崎」もそのうちのひとりです。
一行が島でののんびりとした生活を満喫し始めた頃、ある事件が…。
主人公がホテルの秘密に迫るとき、同時に彼の人生にも少しずつ変化が訪れます。

ハワイといえば眩しい太陽に真っ青な海。
そんなイメージとは裏腹に、「ホテル・ピーベリー」は始終不穏な空気に充ちています。
ミステリーとヒューマンドラマとの両方を楽しめる1冊です。

『スナックちどり』 よしもとばなな

大切な人を失った者どうし、旅行でもしようかとイギリスで待ち合わせた「私」といとこの「ちどり」。
ちどりの希望でイギリス・コンウォール地方の最西南ペンザンスに降り立つと、そこは想像と違って寂しげな町でした。
しかしそのときの2人はペンザンスの空気に吸い寄せられるように、5日間をそこで過ごすことになります。

悲しみに襲われたとき、必ずしも「元気に、前向きに」過ごす必要はない。
そう示してくれるような、静かに寄り添ってくれる1冊です。
何をするでもない静かな旅がしたいときにもおすすめ。

『犬とハモニカ』(アレンテージョ) 江國香織

6つの旅路が描かれた短編集から『アレンテージョ』をピックアップして紹介します。
ポルトガル中南部のアレンテージョへ旅行へ来たカップル「ルイシュ」と「マヌエル」。
旅先での風景や、対照的な2人の会話や行動が鮮明に描かれます。
日常的な話ながらも、少し切ない読後感です。

有名な観光地は出てこないのに、読めばきっと2人と同じ体験をしに行きたくなることでしょう。
素朴なレストランで味わうアレンテージョ料理にも注目。
他の5編についても、ひとつひとつが胸に迫る切実さがあり必読です。

旅小説おすすめジャンル③|【ファンタジーの世界を冒険】3選

最後はファンタジー作品を紹介します。
登場人物と一緒に不思議な世界を楽しみましょう!

『MAZE[メイズ]』 恩田陸

アジアの果ての丘に建つ、奇妙な建物が舞台です。
そこでは‘‘足を踏み入れた人が消える‘‘奇妙な現象が繰り返し起きていました。
謎の原因を解き明かすため、日本からやってきた男たちがたどり着く真相とは…?
ウイルスハンター「神原恵弥」シリーズの第一作目。

ミステリーとしての面白さはもちろん、じわじわと迫りくる不気味な空気にワクワクしてページをめくる手が止まりません。
恩田陸作品の魅力でもある、現実的な描写と幻想的なストーリーとの絶妙な調和を存分に味わえる1冊です。

『インナーアース』 小森陽一

地図製作会社に勤める「駒木根」は、あるプロジェクトの一環としてケイビング部の立ち上げを命じられます。
駒木根を筆頭に洞窟探検へと繰り出す社員たちですが、その真の目的とは…?
目指すは地下の大空間!壮大なお仕事冒険ファンタジー。

地下への大冒険へ至るまでの泥臭い準備期間が丁寧に描かれていることで、物語が身近なものに感じられます。
近い未来ではこういう話が現実のものになっていそう、そう思わせてくれるワクワク感がありました。
会社員らしい等身大のキャラクターたちにも注目。

『夜は短し歩けよ乙女』 森見登美彦

大学のクラブの後輩である「黒髪の乙女」に思いを寄せる「先輩」は、彼女との偶然の出会いを演出するべく京都中を駆け回ります。しかしそんな思いもむなしく、「先輩、奇遇ですねえ!」と言われるばかり。
そんな2人の行く先々には浮世離れした人々との出会いやたくさんの珍事件が待ち受けます。
京都を舞台に繰り広げられる、片思い青春ファンタジー。

話の大半は京都市内でのできごとですが、これだけ荒唐無稽な事件が起これば大冒険といって間違いないでしょう。
実在する店をモデルにした話も多数出てくるので、その雰囲気を味わいに行ってみるのもおすすめ。
「先輩」の愛すべき情けなさにも注目です。

旅小説おすすめ|まとめ

筆者がおすすめする「旅がテーマの小説」は以下の9冊です。

【紀行・エッセイ小説】
『ガンジス河でバタフライ』 たかのてるこ
『フーテンのマハ』 原田マハ
『ニューヨークのとけない魔法』 岡田光世

【海外が舞台の小説】
『ホテル・ピーベリー』 近藤史恵
『スナックちどり』 よしもとばなな
『犬とハモニカ』 江國香織

【ファンタジー小説】
『MAZE[メイズ]』 恩田陸
『インナーアース』 小森陽一
『夜は短し歩けよ乙女』 森見登美彦

新しい体験を求めて書店に立ち寄った際は、ぜひ手に取ってみてください!

タイトルとURLをコピーしました